アンテナチューナー ATU-100キット (2)

ATU-100_3D画像 ATU-100 DIY_KIT

購入したATU-100キットを組立てをする前に購入品だけではオートチューナとしては役割を果せないのでいくつかの部品を追加購入する。

  • M型レセプタクル(フランジ 4ネジ):2pcs *代替え品 UHF型レセプタクル
  • DCジャック Φ5.5㎜ Φ2.1㎜ :1pc
  • 小型プッシュスイッチ アンロック :3pcs
  • 小型トグルスイッチ :1pc
  • ネジ類 :少々 M2 精密なべ小ねじ M2ナット M3支柱(目ネジ―目ネジ) M3ネジ/ナット
  • 銅板 板厚 0.2mm 数センチ平方
  • ケース

まず、各コイルの製作をするが、以下の注意とATU-100の電力対応から製作する。多分キットで購入される方(キットのまま)やこれから購入を考えている方のお役に立てるかもと?コイルの仕様(巻き方)が分からないので回路図を用意する。入手方法は、ATU-100%207×7.pdf でPDFがダウンロードできます。トランス(タンデムマッチ)、コイルの巻き方は、

  1. T1,T2(タンデムマッチの巻き方は、同相巻きにすること。左右対象に巻く。回路図では、1:10であるが、5W以下でチューニング出来るように1:5にする。
  2. トロイダルコアに巻くコイルは、輪の中に線を通した時が1T(1ターン)で指定数を巻く、巻きスタートと終わりを間違えるとコイルを実装する時にスルーホールの位置に合わないので注意が必要。

次にプリント基板(ATU-100キット)の部品を組み付けする。完了したならば、目視による半田付け確認とテスターで電源系のオープン・ショートを簡単に確認する。両確認で特に問題がなさそうなので電源を投入し、動作確認をしてみる。電源を投入すると初期画面でバージョン情報の画面が一瞬現れるので見ると VER3.0 であることがわかり、早速バージョンアップする。

バージョンアップ方法は、別な投稿を参照下さい。

バージョンのアップとタンデムマッチのターン数(5W以下チューニング対応)に変更しているので合わせて変更しました。

バージョン変更前バージョン変更後
ver_3r0ver_3r2
ATU-100 ソフトバージョン変更

バージョンアップが済んだのでチューニング動作確認をする。トランシーバに接続し、ダミーロード(50Ω VSWR 1:1.15 max 公称)にて試験を実施しましたので結果を示します。

テスト ブロックダイアグラム

上図のブロックダイアグラムの構成で試験した結果で以下の結果が得られました。

FT-818NDの1Wと6WのCWモード送信した時の表示を示す。

まず、今回の製作でタンデムマッチの巻き数比を1:5で製作とソフトを書換えしているので1~5Wの最小電力でより適切に動作ができることなっていますが、実際には1W送信時でANT側の電力とSWRが表示されませんし、6W送信時の電力表示が低めに表示されているので疑問を感じました。

確か Dfinitski / N7DDC-ATU-100-mini-and-extended-boards にタンデムマッチ,トロイダルコアとSBD(シリコン ショットキーバリア ダイオード)の中国製は、問題がある可能性があるようはことがissues欄に書込んでいると思ったので先ずはメガネコアとトロイダルコアを入手し、交換する。メガネコアとトロイダルコアを購入する。

コア正規品番品名メーカ購入先注文No.
T-68-2トロイダルコア
2 Material Iron Powder Toroids
アミドン社
(amidon)
秋月電子P-11950
BN43-202メガネコア
Wideband 2-hole Ferrite Cores
アミドン社
(amidon)
マルツオンライン2843000202
Fair-Rite Products Corp.
*BN43-202互換品
コアの入手

正規品(元の中国製は不明)で空芯コイル,トロイダルコア巻きコイル,タンデムマッチについてのコイル系のインダクタンス等の単体データで比較しますが、データ整理を兼ねて次回にします。

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